看護師の方のナースワゴンを利用した院内回診。
回診の際、ナースワゴンに設置しているノートPCには多くの個人情報が含まれています。昨今、セキュリティやプライバシー保護が重要視されており、回診時の対策が必要となっています。対策としてノートPCにプライバシーフィルターを張り付けたり、都度画面を閉じるといった方法が見受けられます。しかし、プライバシーフィルターによる覗き見防止は完全ではなく、利用する側としても画面が見にくい一面があります。都度ノートPCを閉じるとなると、異物を挟んでしまい画面割れを引き起こす恐れもあります。今回ご紹介するのは、Bluetooth端末を持ちながら、ナースワゴンに機材を取り付けることでセキュリティを担保しつつスムーズにログイン、ログアウトするソリューションです。
目次
厚生労働省も推奨。二要素認証を用いたセキュリティ保護
認証の要素としては、利用者の知識を用いたIDやパスワード、秘密の質問といった『知識要素』。利用者のスマホのSMS認証やICカード、トークンを利用した『所有要素』。利用者の身体的要素である、顔や指紋、虹彩、静脈などを利用した『生体要素』の3つがあります。なぜ話題かというと厚生労働省から、今まで単一の要素で管理していたログイン情報やセキュリティ情報に対して、新たに二要素認証を求める発表が行われたことが大きな要因です。厚生労働省が発表した『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第 5.1 版』のP52、P53を参照すると下記文言が掲載されています。今回ご紹介するソリューションを利用することで、そんな二要素認証をクリアしつつ、円滑な業務をサポートすることが可能になります。
【以下、ガイドライン参照】
二要素認証技術の端末等への実装を促してきたが、さらに強く推し進めるため、令和 9 年度時点で稼働していることが想定される医療情報システムを、今後、導入または更新する場合、原則として二要素認証を採用することが求められる。
引用:医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第 5.1 版
Bluetooth端末と測距センサーのソリューション
今回ご紹介するソリューションを利用すると、院内のどのPCであっても二要素認証を用いて数秒(最短2秒)で自分の画面にログインすることが可能になります。認証システムとの組み合わせにより、近づいたらログイン、離れたら画面ロックという挙動を実現します。看護師の方を含む医療従事者の方に煩わしい操作を強いることなく医療情報を守ります。
測距センサーを用いたソリューション内容
測距センサーを用いたシステムの活用方法
ナースワゴンに取り付けた測距センサーで利用者の持つBluetooth端末との距離を検知します。端末から利用者が離席した段階で自動ロックします。不正利用を未然に防止することも可能です。
管理サーバーにより情報を安全に管理。厳重な二要素認証で、どの端末でも素早くログイン可能です。円滑な業務をサポートします。
測距センサー+Bluetoothの採用メリット
感染症対策
タッチレスの生体認証を採用することで、キーボードやマウスに触れずに画面を切替が可能。
作業効率化
素早く画面表示が可能になり、作業効率アップにつながります。
高速認証
認証操作の前に、ユーザー情報の絞り込みがあり高速認証を実現。
情報漏洩防止
距離情報で確実に画面を制御。操作忘れによる覗き見や不正利用を未然に防ぎます。
測距センサーの製品仕様
製品のパターンとしては、ナースワゴン型とディスプレとデスクトップ型の2パターン。利用を想定している環境に応じて、製品を選択することが可能です。
仕様 | ナースワゴン版 | デスクトップ版 |
本体外観 | ||
形状 | 一体型 | セパレート型 |
センサー数(検出角度) | 3(約80°) | 1(約25°) |
取付方法 | マグネット | 両面テープ |
測定範囲 | 距離~1.2m | |
表示分解能 | 1mm | |
応答速度 | 20ms(高速モードの場合) |
導入ご検討相談はパースジャパンへ
令和9年度以降、厚生労働省も推奨しているに医療システムの二要素認証。今後のシステム導入や、業務の効率化を予定している病院様は是非、測距センサーを用いたナースワゴンの導入をげご検討ください。パースジャパンからは、回診用のワゴン、バッテリーと合わせてご提案が可能です。
ソリューションに関するお問合せは、営業担当もしくはコチラからご依頼頂きますようお願い致します。