2021.10.26

DFreeを使って排尿のタイミングを事前にお知らせ。病院での夜間業務を効率化するデバイス。

病院での夜間、患者様へのおむつ交換やトイレへの誘導。

夜間のおむつ交換やトイレへの誘導は、看護師の方にとって重労働です。患者様をトイレに誘導したとしても必ずしもその場で用を足せるとは限りません。その結果、何度もトイレへ誘導することになったり、パッドの確認を行う必要が出てきます。可能な限り空振りを避けて業務の効率化を図りたいと感じている看護師の方も多いと思います。今回ご紹介するのは、複数のメディアでも紹介されているトリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社が開発・販売する排泄予測デバイスDFreeです。DFreeを利用して排尿の実態を見える化し、夜間の業務負担を軽減しませんか。また、排せつ支援加算や排尿自立支援加算の一環としてご利用いただくことも可能です。

排泄予測デバイスDFreeとは

排泄予測デバイスのDFreeとは、内臓の超音波センサーにより膀胱のふくらみをリアルタイムで計測する手のひらサイズのデバイスです。DFreeは、人それぞれの尿のたまり具合に応じて、排尿前(そろそろ通知)と排尿後(でたかも通知)の通知を行います。アプリ経由でタブレットやPCといったデバイスに、リアルタイムの膀胱の状況を表示したり、データを収集します。これにより、患者様に最適なタイミングでトイレへ誘導案内することが可能になりました。

DFreeは利用者の自立支援につながり、QOL(生活の質)を向上することを目的としております。また看護師の方は、おむつ・パッドを的確なタイミングで交換することが可能となり夜間のトイレ誘導の際、空振り防止にも貢献します。装着イメージとしては、専用のシートを下腹部に接着し、DFreeを取り付け固定して利用します。


DFreeの機器構成

下腹部に装着したDFreeから取得した情報は暗号化され、中継機を経てクラウドサーバーで安全に保管されます。その後、タブレットやPCといったデバイスを経由して状況を確認することが可能になります。

※中継機1台につきDFreeは、3台まで通信可能です。
※ご利用にはインターネット環境が必要です。
※インターネット環境がない場合は、別途、通信SIMをご契約いただくことで利用可能です。
※ DFreeの通信範囲は居室・共用部に設置する中継機から 半径 10m -15m程度 です。


超音波センサーによる膀胱計測の仕組み

DFreeは、4つのセンサーによって膀胱のふくらみを計測します。膀胱が縦方向に膨らむにつれて、下側のセンサーから順に反応して数値が上昇します。とらえた膀胱の膨らみ具合をデータ処理した上で、アプリ上で10段階で表示しています。

※膀胱の前壁と後壁の距離が十分開いていることにより、尿の有無を検出しています。
※皮膚 膀胱間の脂肪が分厚いと超音波が減衰し、反応しづらくなります。


DFreeの製品特徴

リアルタイムの膀胱の尿だまりを表示

10段階で表示した膀胱のふくらみ具合を、専用のアプリ経由で把握します。

利用者にあった膀胱のふくらみ具合をラインで設定することが可能です。「そろそろ通知」、「でたかも通知」を設定することで排尿のタイミングを事前にお知らせしたり、トイレ誘導やパッド、おむつの交換の空振りを未然に防ぎます。また、リアルタイムで尿の溜まり具合を可視化。利用者の排尿傾向を事前に知ることも可能です。

排泄ケア記録サービス

DFreeを導入していない場合であっても、アカウントを作成すれば排泄ケア記録サービスをご利用頂くことが可能です。

タブレットをタップするだけで、紙よりも簡単に排泄ケア記録を入力することができます。DFreeの利用に関わらず、利用者全員の記録が可能です。また、記録されたデータに基づき、失禁率・空振り率・トイレ誘導成功率などを自動で集計して、分析することでケアプランの見直しにも有効にご活用いただけます。


排泄予測デバイスDFreeの想定利用ケース

1.トイレ誘導のタイミングが合わない方

トイレ誘導のタイミングが合わずに、誘導しても、排尿しない場合が多い方におすすめです。「そろそろ」通知を利用してトイレに誘導することで、トイレ誘導の空振りを大きく減らすことが可能です。特に、トイレ誘導の負担(2人介助必須など)が大きい利用者に有効です。

2.おむつ交換のタイミングが合わない方

排尿のタイミングがわからず横漏れすることが多い方。頻回におむつチェックの巡回をすることになったが空振りが多い方には、「出たかも」通知を利用しておむつ交換することで、業務負荷を大幅に軽減します。特に、横漏れによるシーツ交換・更衣の発生する利用者に有効です。

3.頻回にトイレの訴えがある方

本人の尿の溜まり具合を見ながら、トイレの誘導を判断し、また本人にもきちんとコミュニケーションすることで、頻回な訴えを軽減します。

4.トイレを理由とした転倒がある方

夜間に尿量が増えてきた場合、起き出す前のタイミングで、トイレへの誘導を実施して夜間の転倒を大きく減らすことが可能です。


排泄予測デバイスを導入した効果

実際にDFreeを導入したことによって、自立排泄の改善、失禁率の減少、食品の生産性の向上(負担感の軽減)を実現した検証結果となりました。

※実際に DFree を導入いただいた施設での検証データ( 2018 年 11 月~ 2019 年 1 月までの 3 ヶ月間)で、特別養護老人ホームに入所中の要介護度 4 、 5 の高齢者に対して、 DFree の通知に基づいたトイレ誘導を実施し、導入前後でのトイレでの排尿率を比較。※某病院においての検証データ( 2019 年 4 月~ 11 月まで)で、入院後のリハビリテーションの過程において、延べ 13 名に DFree を装着し、装着前後の2日間の失禁回数を比較。※某特別養護老人ホームでの検証データ。 2019/1/14 16 の 3 日間の夜間( 22 時~翌 8 時)、 2 フロアの夜勤職員を対象にして、以下の環境・スキルの職員群における稼働時間の比較を実施。


排泄予測サービス利用料金(3年プラン)Wi-Fi版

料金体系としては、機器の購入代金とサービス利用料(3年)のプランがご用意ございます。プランの内訳としては、『本体・WEBサービス利用料・初期設定料・保証サービス(3回まで無償交換)付属品:Wi-Fi版中継機2台、装着シート5枚、エコー用ジェル1本』が含まれています。

※装着シート、エコー用ジェルは別途追加でご購入いただくことが可能です。


導入・トライアルをご検討の方はパースジャパンへ

病院での夜間、患者へのおむつ交換やトイレへの誘導。看護師の方にとって必須の業務でありながら、重労働になる作業です。DFreeを導入することで、業務を効率化して患者様と双方にメリットを見出してみませんか。また、介護の分野であれば、排せつ支援加算。医療の分野であれば、排尿自立支援加算の一環としてご利用いただくことも可能です。

DFreeの導入ご検討やトライアルをご希望の方は、営業担当もしくは、コチラからご依頼頂きますようお願い致します。

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