2024.09.25

急な停電やトラブル対策。病院の大事なデータ情報を守る需要急増の無停電電源装置UPS。

急な停電や災害対策。

昨今、観測史上最大規模の台風や大雨など気候変動が報道されています。不意な停電や災害から重要なデータを守るためにどのような対策をしていますか。例えば落雷が起こるとインターネット回線や、電力線、電話回線には瞬間的にとてつもない電圧がかかります。大きな電圧がかかると電源ケーブルやLANケーブルにつながっているPCやサーバーの一部がショートして焦げてしまったり、重要なサーバーやファイルが消えてしまうトラブルが発生します。

何も対策をしていないと、重要なデータや情報をいきなり失ってしまう可能性があるのです。今回ご紹介するのは、そんな不意なトラブルから電子機器を守るAPCというメーカーのUPS(無停電電源装置)です。


不意の停電に対応、UPS(無停電電源装置)とは

昨今、存在感を増しているUPS。Uninterruptible Power Supplyの略で、無停電電源装置と呼ばれる機器です。UPSを設置することで落雷や急なトラブルで電源に障害が発生した際、サーバーやPCへ一時的に電力を供給します。その電力を用いて機器が安全にシャットダウンするための時間を稼ぐのです。普段の生活では、特段必要に感じることはありませんが昨今はテレワークが促進されており、複数の家電製品を利用することでブレーカーが落ちてそのまま作業データが消えてしまう事例も見受けられます。

UPSは大事なデータを守るために今や法人、個人を問わず必須のガジェットになりつつあるのです。法人であれば業務を止めることが許されない現場や重要なデータの保護のため、個人であればオンラインゲームやオンライントレードを行う方に導入が進んでいます。近年、廉価版の製品も多く販売されるようになり、かなり身近な存在になってきました。東日本大震災の後には、電力の制限により各自治体で計画停電が実施されました。その際、需要が急激に増加して品切れが続出した製品でもあります。今後、同じような事例が起こる可能性も否定できません。

今まで導入しておらず問題がなかったといって、今後も大丈夫というわけではありません。ある種、保険的な側面を持っているのがUPSなのです。今回は、APC製品のラインナップとメーカー推奨の選定方法についてご紹介します。既存で導入済の方は、バッテリー交換やリプレイスの参考にしてみてはいかがでしょうか。


UPSの定番メーカーAPC

APCというメーカーをご存じでしょうか。聞きなれないメーカーかもしれませんが実績としては、2021年現在でBCN Award UPS部門で6年連続販売台数1位の実績を誇るUPSの主要メーカーの1つです。今回は、そんな無停電電源装置、UPSの定番メーカーであるAPC製品に関してご紹介いたします。

※「BCN AWARD」は、全国の量販店のPOSデータを日次で収集・集計した「BCNランキング」に基づき、パソコン関連・デジタル家電関連製品の年間(1-12月)販売台数第1位のベンダーの功績を称える賞です。

APCのラインナップと利用環境

規模に応じて、複数のラインナップをご用意しています。ご利用想定の環境や目的に応じてあらゆる現場に対応しますのでご紹介いたします。

様々な形状を用意Smart-UPS SMTシリーズ

ラックマウント型、タワー型など多様な形状を用意。容量、用途や予算に合わせて複数の選択肢があるUPSシリーズです。。高効率ラインインタラクティブ設計により、効率97%以上、長寿命バッテリーを搭載しています。サーバーラックなど収納スペースに合わせた形を選択することが可能です。

家庭用ミニマムサイズAPC ESシリーズ

家庭用のUPSやスモールビジネスに最適な無停電電源装置UPS。 多くのランタイムとバッテリーバックアップコンセントを備え、ユーザーのデータと電子機器を守ります。不意に落ちたブレーカーにも安心して対応することが可能です。デスクトップを利用している方は、冬場の暖房や浴室乾燥によって落ちたブレーカーが落ちてしまっても作業中のデータが消滅する心配はありません。

ビジネスを止めないAPC RSシリーズ

APC RS シリーズは、正弦波のバッテリー出力に対応。

十分なコンセント数とランタイムを備え、ビジネスシーンではお客様の生産性を損ねることはありません。プライベートではインターネットを介したオンラインゲームなど安心してご利用いただける製品になります。


病院のワクチン保管用フリーザー向けUPSとして

近頃ニュースでも散見されるワクチン保管用フリーザーの電源トラブル。厳重な温度管理が必要となるワクチン用のフリーザーには、停電や人為的なコンセントトラブルなどからワクチンを守るために電源対策が必須です。

無停電電源装置をお使いいただくと、電源供給トラブルによる廃棄のリスクを軽減することが可能です。APCは、各ワクチン毎に異なるフリーザー向けに最適な推奨モデルが用意されています。トラブルを未然に防止するのに最適な製品を選定することが可能です。

また希望運転時間に合わせて、別途拡張バッテリーパックを追加することも可能になっています。


UPSの選定方法は、メーカーツールを利用して簡単選定

UPSのラインナップを確認したものの、ご自身の環境に最適な機種がわからない。

何となくの機種はイメージできるかもしれませんが、実際の導入環境に応じて最適な機種を選ぶことは難しいかもしれません。そんな時は院内やオフィス、自宅それぞれにピッタリのUPSをAPCの選択ツールを使うことで簡単に選定することが可能です。

利用を想定している項目にチェックを入れていくだけで簡単に最適な製品を提案してくれます。このUPS選定ツールを利用することで、ユーザーの使用するシステムのスペック等を確認し、機器および周辺機器の実際の電力測定値に関するデータベースを参照することで、消費電力を判定・算出することが可能です。また、プロセッサやディスクドライブなどのコンピュータコンポーネントに関する実際の電力消費データベースも備えているため、負荷電力要件の判定にも使用できます。

質問項目としては、、ランタイム、将来に備えた余剰、また特定の機能についてのユーザーの要望を確認。確認した情報を統合して、ユーザーの要件に最も適したAPC製品が決定されます。またUPS選定ツールは、ユーザーの要件に合わせてバッテリーパックやその他のアクセサリなど、APC製品を組み合わせて提示することも可能です。


既存導入済の製品に対してバッテリー交換が可能

普段目立たないUPSですが、メンテナンスとしてバッテリーの交換が必要です。交換時期は機種により異なりますが目安の温度と時期が明記されているので参考にしてみてください(バッテリーの定期交換)。取替え時期を過ぎて使用すると、バッテリの機能を発揮できなくなるだけでなく、内部短絡や電槽の破損等が発生し、発煙、火災などの二次障害の原因となる場合があります。APC製品は、製品導入済のお客様に対して、バッテリーのみリプレイスのご提案が可能です。ここでも該当機種の交換用バッテリーを選定するツールが公開されています。

操作方法もいたってシンプル。ラベルに記載の型番(モデル)を入力することで、該当製品の別売りバッテリーを一瞬で確認することが可能です。バッテリーのみご購入希望の場合も、弊社パースジャパンにてご提案させて頂きます。本体を丸ごと取り換える必要がない場合は、バッテリーのみの交換でコストを抑えつつ新たに利用することが可能です。


APCのUPSリプレイスの場合は無償回収

UPSにはバッテリーが搭載されており、このバッテリーの廃棄はとても手間がかかります。バッテリーは基本的に、自治体で回収してもらえません。理由としてバッテリーには硫酸や鉛が含まれているため、処理が困難な「危険物」として指定されているためです。もちろん、ゴミ捨て場で捨てることはできません。

自治体以外の方法でバッテリーを処分する必要があり、申請や処理が手間になるのです。通常業務の時間を奪わないためにも、APCから無償の回収プログラムが用意されています。

安心して無償回収してくれるので、リプレイスの際も安心して購入いただくことが可能です。


UPS導入はパースジャパンへご相談ください

もしもの備えに必須なガジェット、無停電電源装置UPS。

普段の業務の中で、目に見えない製品ではありますが万が一の時に非常に役立つ製品です。お客様の個人情報や社内の機密情報など、重要なデータをトラブルから守るツールとしていかがでしょうか。既存で導入済のお客様に対しては、この機会に本体のリプレイスやバッテリーの交換をご提案させて頂きます。

導入のご検討、ご相談は営業担当もしくは、コチラからご依頼頂きますようお願い致します。

PAGE TOP