2021.08.19

窓口業務の時短化。病院受付にパーテーション取付型、会話補助スピーカー(NF-2)。

コロナ禍のパーテーションがある窓口対応。

病院では診察券のやり取りやお会計、コンビニではレジ袋の有料化やポイントカードの多さで窓口担当と利用者との間でコミュニケーションを取る回数が増えています。そんな中、コロナ禍では飛沫感染防止のため窓口にパーテーションが設置されています。そしてこのご時世、普段の生活でマスクは欠かせません。ただでさえ聞き取りにくいパーテーション越しの会話。さらにマスク越しで会話をする必要があり、お互いコミュニケーションが取りづらいと感じたことはないでしょうか。

何度も聞き返すとお互いにストレスが溜まるだけでなく、業務効率が低下してしまいます。1日に何百人も対応する窓口では、お客様1人当たりに対する時間は少しでも短くしたいところです。聞き返す行為によって、1人当たり10秒ロスしたとして、1日に200人対応する窓口であれば2,000秒、約30分以上時間をロスすることになります。

今回は、そんな窓口業務の聞こえづらさからくる非効率な現場を改善する「パーテーション取付型 会話補助システム」を紹介します。


窓口業務の飛沫感染リスク

お客様と直接会話をする受付窓口は飛沫感染のリスクを伴う。

飛沫感染は、コロナウイルスの主な感染経路の一つです。感染者との会話や咳により発生した「ウイルスを含んだ飛沫」を吸い込んだり、目などの粘膜に接触することで感染します。受付業務は不特定多数の人々と会話をする業務であるため、特にリスクの高い業務であるといえます。パーテーションを設置することで飛沫感染のリスクの軽減をしていますが、ただでさえ聞き取りづらいマスク越しの声をさらにパーテーションで聞こえづらくしています。

結果として大きな声での会話が強いられ、人によっては一瞬マスクを外して会話をしている人すら見受けられます。これらの行為はより多くの飛沫を発生させるため、飛沫感染のリスクを高めてしまう可能性があります。この問題を解消する製品が、会話補助マイクスピーカーのNF-2です。


パーテーションに簡単設置、会話補助システムNF-2

今回ご紹介するのは、TOA株式会社の パーテーション取付型 会話補助システムです。

窓口担当とお客様双方向の会話の聞きづらさを改善するガジェットツールになります。親機1台、子機2台のセットとなっており、子機にはマイクとスピーカーが組み込まれています。ただのマイクとスピーカーの組み合わせでなく、DSPという特殊な音声信号処理技術によってパーテーション越しの聞こえづらい声を自然に補助します。

 


同梱品としては、親機1台、子機2台のほかにACアダプター1本、電源コード(1.8 m)1本、専用接続ケーブル(4P,2 m)2本、マグネット補助板2個、親機用ゴム足4個が付属しています。

取り付け環境に応じて接続ケーブルに長さが必要な場合、別売で最長5mまでご用意ございます。

親機の前面は、子機である各マイクスピーカーの音量調整ができるつくりになっています。設置する現場や環境に応じて、適切なボリュームでコミュニケーションを取ることが可能です。

 

子機にはスピーカー機能とマイク機能の2役備わっています。背面には磁石が搭載されていますので、それぞれの子機でパーテーションを挟み込むことで簡単に固定、設置することが可能です。

 

取り付け後は、メーカーからご利用案内として、無料ダウンロードできる案内表示も提供されています。初めて見た人もわかりやすい案内になっています。


コンパクトな設計で自然な設置を実現

お客様と会話する窓口、すっきりとした空間を提供したいですよね。

仰々しい装置がついていると景観を損ねてしまうかもしれません。NF-2の子機はパーテーションに取り付けをしても業務の妨げにならないように60mm四方、厚さは20mmとコンパクトに設計されており景観を損ねることはありません。

工具は一切不要、簡単に取り付け可能

設置の際、工具は一切不要です。

子機背面に付属しているマグネットを使いアクリルパーテーションやビニールカーテンを子機同士で挟み込むだけ。電源は家庭用電源AC100Vのコンセント1本で動作可能です。ワイヤレスではありませんが、充電や電池交換といった手間は一切不要。購入後、すぐにご利用を開始することができます。

ご利用者様のプライバシーを守る設計

窓口によっては、個人情報を含む会話や人に聞かれたくない内容の会話があります。

NF-2は、音声が周りに広く拡散しないように設計されています。マスク、パーテーションによる聞こえづらさは高音域の音声が減衰してしまうため発生しています。NF-2ではDSPという信号処理技術により、減衰した高音域のみを補うよう作られています。これにより周りに広く音声が拡散することがなく業務のプライバシーを守ることができます。


会話補助マイクスピーカーNF-2の製品仕様

電源AC100 V 50/60 Hz(ACアダプター使用)
定格出力1.7 W
消費電流0.2 A
SN比ボリューム最小:73 dB/ボリューム最大:70 dB
マイク入力-30 dB(*1) φ3.5専用ミニジャック(4P) ファンタム電源供給
スピーカー出力   .16 Ω φ3.5専用ミニジャック(4P)
録音出力0 dB(*1) 10 kΩ 不平衡 RCAピンジャック(モノラル)
表示電源表示灯,信号表示灯
使用温度範囲0 ℃~+40 ℃
使用湿度範囲85 %RH以下(ただし結露のないこと)
寸法親機:127(W)×30(H)×141(D) mm/子機:60(W)×60(H)×20(D) mm
質量親機:225 g,子機:50 g(1台あたり)
付属品ACアダプター…1、電源コード(1.8 m)…1、専用接続ケーブル(4P,2 m)…2、マグネット補助板…2、親機用ゴム足…4
別売品専用接続ケーブル5m:YR-NF5

窓口業務があるこんなシチュエーションで利用

ご利用可能なシチュエーション、窓口業務を行う現場全般になります。簡単に取り付けることが可能なので、病院窓口や飲食店、コンビニのレジなど多様な場面でご利用いただけます。

病院

コンビニ

飲食店

 


窓口マイクスピーカーを導入ご検討の方はパースジャパンへ

病院の受付窓口や、飲食店、コンビニのレジで大活躍の会話補助システムNF-2。

1日に何百人も対応する窓口。コロナ禍でパーテーションが必須になった今、業務を円滑にこなすために必須のツールになるのではないでしょうか。コロナ禍に入りパーテーションと、マスク越しに何度も聞き返すことでできていた窓口行列も、本製品を導入することで改善することが可能になります。

製品の導入やお見積りに関しては、弊社営業担当もしくはコチラからご相談をお願い致します。

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