病院内を光触媒でコーティング。シャープの光触媒テクノロジーでより良い環境づくりを。

「光触媒」。

光触媒は光を吸収して触媒作用を示す物質の総称です。光が当たると光触媒自身の表面で酸化力が生まれ、接触した細菌や有機化合物を除去することが可能です。現在、光触媒の『接触した細菌や有機化合物を除去する』という原理を活かして室内空気の清浄化や水処理、大気浄化や脱臭する効力が期待されています。さらに触媒という、そのもの自体は反応することなく他の物質の反応を手助けする作用をもつ点も、画期的な技術と言われる所以になります。今回は、そんな光触媒を用いたシャープマーケティングジャパン株式会社のコーティングサービスをご紹介いたします。

シャープの光触媒抗菌サービス

今回ご紹介するのはシャープ自社開発の光触媒テクノロジーを使った「光触媒抗菌サービス」。太陽光はもちろん、LEDなどの可視光にも反応し、抗菌・抗ウイルス・消臭・防汚・防カビ効果を発揮します。スタッフが現調を行い、実際に光触媒を噴霧して施設をコーティングします。光触媒を塗布する前段階の準備から施工仕上げまで、ワンストップでサービスをご提供させていただき、工具による吹き付けが難しい場所も手作業で丁寧に仕上げさせていただきます。

SIAAマークは、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。

試験機関：一般財団法人カケンテストセンター
試験番号：OS-20-059979（2021年2月8日）
試験方法：JIS R 1752:2020に準拠

※すべてのニオイ・菌・ウイルスに効果があるわけではありません。ニオイ・菌・ウイルスの種類や対応物の素材、明るさなどの使用環境により効果は異なります。JIS基準に基づく試験環境での効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。

光触媒（可視応答型光触媒）のメカニズム

光触媒の作用メカニズム

光触媒が光を吸収すると、空気中の水や酸素と反応し、活性酸素（O₂⁻や·OH）を生成。活性酸素は強力な酸化力を持つので、接触したニオイなどの成分は結合を分断され、水や二酸化炭素などになって空気中に戻ります。抗菌や抗ウイルスはもちろん、気になる臭いの消臭にも効果を発揮することが実証されています。

光触媒が光を受けると活性酸素（O₂⁻や ·OH）を生成。活性酸素は光触媒表面近傍のニオイなどの成分の結合を分断。ニオイなどの成分は水（H₂O）や二酸化炭素（CO₂）などになって空気中に戻ります。水や二酸化炭素に戻るため安心してご利用いただくことが可能です。

太陽光はもちろん室内のLED光にも反応

シャープの光触媒は、紫外線だけでなく波長約480nmまでの可視光にも反応しています。普段、太陽光が届かない屋内や夜間でも屋内照明下で光触媒効果が得られます。

光触媒による消臭の効果

抗菌、抗ウイルスはもちろん消臭にも効果を発揮します。光触媒の作用によりニオイ成分を低減した表になります。

ニオイ成分	ニオイの種類	照射時間	低減率
イソ吉草酸（3メチルブタン酸）	汗臭、足臭など	3時間	99.7%
メチルメルカプタン	玉ねぎの腐敗臭、生ゴミ臭など	3時間	82.0%
ノネナール	加齢臭など	1時間	99.6%
アンモニア	体臭、トイレ臭、ペット尿臭など	1時間	99.8%
酢酸	タバコ臭、汗臭、ミルクの腐敗臭など	1時間	99.2%
アセトアルデヒド	タバコ臭、体臭など（建材・家具の塗料、接着剤などに含有）	1時間	99.7%
トルエン	シンナー臭など（建材・家具の塗料、接着剤などに含有）	3時間	98.9%
ホルムアルデヒド	新車臭など（建材・家具の塗料、接着剤などに含有）	1時間	99.8%

試験機関：シャープ株式会社調べ
試験方法：JIS R 1757:2013参考
サンプリングバッグ（0.5L）内に所定濃度の各種ガスと光触媒を封入。白色LED10,000lxを照射し、表記時間後のガス濃度を、ノネナールはガスクロマトグラフィーにて、その他のガスはガス検知管にて測定し、初期のガス濃度に対する低減率を算出。
試験結果：30分後には検出限界以下。