2021.08.05

病室の換気タイミングを通知。二酸化炭素(CO2)濃度計測センサーで電気代節約。

こまめな『換気』はされていますか。

コロナ禍の今、3密(密室、密集、密接)を避けるように呼びかけられています。3密の1つである密室。こまめな換気で対策されている方も多いと思います。しかし今の暑い時期、せっかくエアコンで涼しくなった部屋の空気と外気を入れ替えることに抵抗がありませんか。

密室を避けるために熱中症になったり、不必要に換気して電気代が高額になることは避けたいですよね。今回ご紹介するのは、的確な換気を促進するために、換気タイミングを最適化して可視化する便利ツールです。

 

換気目安である二酸化炭素濃度(CO2濃度)と人体への影響

換気の目安指数として二酸化炭素濃度というものがあります。二酸化炭素濃度が高くなるとどのような弊害が生じるかご存じでしょうか。一般的に、室内の二酸化炭素濃度が1000ppmになると、思考力、集中力が減少するといわれています。二酸化炭素は、少量であれば人体に影響はありませんが、濃度が高くなると、倦怠感、頭痛、耳鳴り等の症状を訴える者が多くなります。狭い部屋に大人数で人がいることはもちろん、CO2が室内に直接放出される代表例としては、厨房でガスレンジ使用、直接熱風放出型ファンヒータ、ストーブ等があります。

この倦怠感や頭痛の元となる、空気中の二酸化炭素濃度を測定することによって室内空気汚染の指標とすることが可能になります。二酸化炭素濃度はビル衛生管理や学校衛生の基準項目に設定されており、厚生労働省を含めて具体的な数値が基準値としても定められています。


(引用)

・建築物環境衛生管理基準(厚生労働省『含有率は100万分の1000以下(=1000 ppm以下)』

・学校環境衛生基準(文部科学省『二酸化炭素は、1500ppm 以下であることが望ましい。』


簡単スマホ連携Wi-Fi CO2センサー

換気の指数になる二酸化炭素濃度。その二酸化炭素濃度を簡単に計測するツールとしてご紹介するのは、ラトックシステムの「RS-WFCO2」という製品です。

二酸化炭素濃度の計測ツールと聞くとなんだか、高価で設定に手間がかかるイメージはないでしょうか。こちらの製品は、低価格(メーカー希望小売価格17,380円税込み)かつ非常にシンプルなつくりと設定になっており誰でも簡単に利用することが可能です。本体サイズは、76×76×36mmと手のひらサイズ。ACアダプター経由で、USB接続することですぐに利用開始することができます。


スマートフォンに簡単連携

お手持ちのスマホとアプリ経由で簡単に連携することが可能です。ラトックシステムの「RS-WFCO2」は、二酸化炭素濃度だけでなく、温度や湿度も計測可能なセンサーになっています。本体にWi-Fi機能も搭載されており、本体と既存の無線LANルーターに接続することで、スマホからリアルタイムの二酸化炭素濃度、温度、湿度を目視することが可能です。

スマホは、iOS(iOS 12以降)だけでなくandroid(android 6以降)も対応しています。アプリ(エアミル2W)経由で簡単に設定連携することが可能なので面倒な登録は一切不要です。二酸化炭素濃度が設定の規定値を超えた場合、スマホにアラートがいくように設定しておけば、都度状況を確認する必要もありません。アラートが鳴った際に、換気を行うことで常にクリーンな空間づくりに貢献します。

  


高度なCO2センサーを採用

折角導入したものの、搭載されているセンサーが悪いと設置する意味がありません。ラトックシステムの「RS-WFCO2」は、センシリオン社製 CO2 センサー SCD40 を搭載が採用されています。PA方式と呼ばれ、従来のNDIR方式と比べるとより精度が高い測定を実現することが可能といわれています。二酸化炭素濃度の測定範囲は、0~5000ppmで精度は50ppm±5%になります。

複数のセンサーを連携可能

本製品は、センサーの追加登録が可能です。同じWi-Fiルーターに接続したセンサーだけでなく、別のルーターにつながったセンサーを追加し、ひとつのアカウントで管理することもできます。建物全体を可視化することで、二酸化炭素濃度を一元管理することが可能です。

リアルタイムの二酸化炭素濃度を数値とグラフで確認

数値表記

 

アプリを経由することで、リアルタイムの部屋の状況を数値で確認することが可能です。

緑の部分が、二酸化炭素、黄色が湿度、青色が湿度の表示になっています。部屋の環境を数値で確認できるため、適切なタイミングで換気することが可能になります。

グラフ表記

数値では、リアルタイムの詳細を把握しましたが、どの時間帯に濃度が高まっているか目視できません。そんな時は、計測中の室内の変化をグラフで確認することが可能です。グラフで確認することで、どの時間帯に二酸化炭素濃度が高まっているか一目瞭然で確認できます。時間帯を把握することで、予め二酸化炭素濃度が高い時間帯を換気することで効率的な換気を行うことが可能になります。

月額0円のクラウドで管理

日々の計測データはクラウドに蓄積(最長2年)。月額無料で利用できます。データはCSV形式でのダウンロードが可能。CO2濃度をExcelなどに取り込み、感染防止対策への取り組みを数値化して伝えることができます。


ラトックシステム「RS-WFCO2」の製品仕様

前述したように、手のひらサイズの76×76×36mm。ACアダプター経由で、USB接続することで利用開始することができます。重量は、約90gでシンプルなつくりとなっており、景観を乱すこともありません。

それでは詳細の仕様についてご紹介です。

対応スマートフォン・タブ レットiOS 12以降 / Android 6以降※OSは最新バージョンにアップデートしてお使いください。
対応環境Wi-Fiルーターが設置され、インターネットが使用可能なこと
無線部準拠規格: IEEE 802.11 b/g/n
使用周波数帯域: 2.4GHz
セキュリティー: WPA3/WPA2/WPA-Personal
Wi-Fi設定方式: WPS、手動
搭載センサー・計測可能範囲CO2 、温度、湿度
CO2:0~40,000ppm(PASens®方式)
測定間隔1分(クラウドへの送信は5分ごと)
アラート通知各センサーごとにしきい値と通知までの継続時間(分)を設定可
電 源5V 1A(Micro-USBポートより供給)
動作環境温度:0~40℃、湿度:10~90%(ただし結露しないこと)
外形寸法/重 量約76×76×36mm(突起含まず)、約90g
保証期間1年

二酸化炭素濃度を測る想定の利用シーン

ご利用の想定シーンとしては、ご自宅のリビングや寝室はもちろん、オフィスや商業施設でも活躍します。

病院であれば、各病室にセンサーを設置頂きナースステーションで、各病室の二酸化炭素濃度を一元管理。アラートが表示された部屋を換気頂くことも可能です。適切な換気に役立ちます。

 


CO2濃度を測定して換気の目安を可視化しませんか

簡単に二酸化炭素(CO2)濃度を測定できるラトックシステムの「RS-WFCO2」。

導入後はややこしい設定は一切不要、すぐに測定を開始することが可能です。換気の基準は目に見えず、タイミングが難しいです。エアコンの電気代節約の観点からも、ラトックシステムの「RS-WFCO2」を導入することで適切なタイミングで換気を行うことおすすめします。

製品の導入をご検討の方は、営業担当もしくはコチラからご連絡頂きますようお願い致します。

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